2015年9月29日火曜日

【雑記】 大企業ともなればバランス発注も大変だ

つい先日竣工した某社のオフィス。
 いわゆる受託ベースの会社だ。

 受託ベースの会社ともなれば、様々な得意先がいてこそ事業が成り立っている。
得意先から、社用グッズもバーター取引を依頼されたりするようだ。 

なんでも来客用のエレベーター、社員用のエレベーター、役員用のエレベーターが全部別メーカーで発注されてるんだとか。 

そういえば、代理店では社用の携帯電話も1社にまとめればいいものを、全部の得意先を担当しているものだから、3社に分割発注がされていたのを急に思い出した。

2015年9月17日木曜日

【イベント行ってきた】里山十帖に学ぶサステナブルなビジネスの創り方



ずっと前から泊まってみたいと思っていた、里山十帖について岩佐編集長自身が語っていただけるということと、NewsPicksの佐々木編集長とのクロストークもあるということで、参加してきました。その中から興味深かった内容を記載します。




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GOOD DESIGN BEST 100とその未来 vol.6

里山十帖に学ぶサステナブルなビジネスの創り方

- デザイン的思考と共創のストーリー戦略 -

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プログラムはこんな感じ。

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17:00 オープニングトーク

17:15 「里山十帖で実践するデザイン的思考、共創ストーリー」

株式会社自遊人
代表取締役・クリエイティブ・ディレクター
里山十帖 クリエイティブ・ディレクター兼オーナー
岩佐 十良氏

17:45 クロストーク「イノベーティブでサステナブルなビジネスの創り方」」

岩佐 十良氏
株式会社ユーザベース「NewsPicks」編集長 執行役員
株式会社ニューズピックス 取締役
佐々木 紀彦氏

19:00 ディスカッション&ネットワーキング(僕は業務都合で不参加)

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■ リアルの場が一番のメディア、米一粒がメディア。岩佐さんの経歴


実は岩佐さんのご出身を存じ上げなかったのですが、もともとは武蔵野美術大学のインテリアデザイン専攻⇒デザイン事務所を立ち上げ⇒デザインから編集に鞍替えして、編集プロダクションを立上げ⇒1990年代は「東京1週間」や「東京Walker」の特集記事編集執筆に明け暮れていたんだそうです。もうこのころから、特徴あるお店やスペースを見つけて取材して書いて、というベースが出来上がっていたんですね。

そして、「自遊人」を自ら立ち上げられ、3,000軒の宿を取材しているうちに「リアルの場が一番のメディア」と認識するようになったんだそうです。

2000年に雑誌を立ち上げ、2002年に米の物販を始めたそうですが、この時から「米一粒がメディア」と考えており、「この米の良さを伝えたいから始めただけで、雑誌が売れないから物販で稼ごうといった考えではない」といったコメントはなかなかココロに響きました。



■ 徹底したニッチ&高付加価値戦略


岩佐さんが南魚沼に移住し、里山十帖を始められたころの様子を色々話していただきましたが、その中で、「農業」に関するトピックはなかなか興味深かったです。

  • これからの農業は、ペイしていくためには農地集約・大規模化がダイジ
  • でも実際には小規模農家が圧倒的に多く、彼らは専業で食べていけない
  • そこで小規模でもペイするように、各地で作らない伝統野菜に絞って付加価値をつける
  • もうひとつ、若手専業農家をどうモチベーション維持させるかもダイジ
  • 彼らの作る伝統野菜をトップランクの価格で高く買い取り、ブランド化し、顧客に提供する


■ 事業計画書は作るが、それは銀行や投資家向けに作るポーズにすぎない

  • みんながやったことがないことをやるのに、事業計画どおり事業が進むわけがない
  • 出してしまったら、それが既成事実となり、コミットしなければならない。同時に3年とか5年は続けなければならなくなる。そうやってズルズルやっていくので会社が倒産するのではないか?
  • もちろん試算表は作る。でもそれ以上うまくいくかどうかは、やってみないと判らないので、銀行や投資家には「これまで、起業家として20年以上やってきた実績を見てください」といってカネを出してもらった。残りは自己資金で賄った
このカネの問題はなかなか強烈で、やはり引き上げた銀行もあったり、本当に苦労があったそうです。トップに掲載した画像の本「里山を創生するデザイン的思考」に書かれているそうなので、読んでみようと思います。

メリットを考えるよりもまずやってみることがダイジでしょ、やったら何かが起こるはず。そこに対する結果検証をきちんとすることがダイジだというコメントはかなりグサッときました。



■ ニッチ戦略ならではのペルソナづくりと、企画のスクラップ&ビルド


自分の中に生成された、複数の人格から、「あるべき人格」を抜き取って、この価値観を同時に走らせながら、共通する価値=共感ポイントを見つけていく、とおっしゃっていました。この人格像は実際に自分の友人から拝借してきたるすることもあるそうです。
  • ペルソナづくりでは、徹底した絞り込みと同時に、その絞り込んだペルソナの関係者まわりのことまで考え、「パイをどこにするか?」を考える
  • マーケティング調査はしない。定性的に数人(3人程度)を選び、一旦主観は殺して妄想する

一方、企画を立てる上ではこんなことをしているという話。

  • 統計データは最新でリリースされても、すでに「古い」。3年前のデータは使えない。
  • それよりも風が変わる瞬間を読めるか?既存のビジネスモデルを壊すことを恐れない
  • 情報は取りすぎない。今やFacebookの友人情報と町の情報で十分。新聞も雑誌もTVも見ない
  • 震災時、情報を取りすぎて、何が本当かわからなくなった。思考する時間がなくなり、自分の意見なのか、他人の意見なのか、判らなくなってしまったことがきっかけ。考える時間をとるほうがダイジ


■ 狙いは共感マーケティング、共感の連鎖。徹底したニッチ戦略との整合性

岩佐さんの発表スライドを一部改編、清書

岩佐さんの考えの全てが、この図に凝縮されているなと思います。
この図にあたる都会旅民こそが、彼のターゲットとした共感マーケティングに乗ってくれる、情報・消費感度の高い人たちといえます。
結果、里山十帖はオープン1年3か月で高稼働率を続け、ここ2ヶ月くらいは12室はずっと満室だったんだそうです。


結局情報感度の高い人は、最早マスメディアでは響かず、ソーシャルや人を経由しないことには響かない。この現状を打ち破ってくれるのが、共感を呼ぶ物語性であり、「あの人が良いというなら、ちょっとチェックしてみるか」という共感マーケティングにつながっていくんだなと感じたのでした。そして、ニッチ戦略である以上、高付加価値に徹して、その他のターゲットをバッサリを斬り捨てている。雑誌のターゲットをそのまま移植しており、その整合性や勇気がすごいとも思いました。


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その他にも、色々面白い話が聴けました。
  • もともと新潟は古民家がいっぱいあったが、暗い・寒いといった課題があり、その価値を見いだせず、どんどん処分してしまった
  • 処分したものの一部が湯布院や別府に運び込まれ、伝統的な雰囲気が移植された
  • もともと太い梁は豪雪を支えるために必要なものであり、九州のような温暖地帯では必要ない
  • そこで、この暗い・寒いが当たり前の古民家の常識をひっくり返し、エア・サイクリングシステムを導入して冬でも寒くない、畳も歩ける施設にした
  • この暖かさを実感してもらうため、スリッパは導入しないことにした
  • 南魚沼に住んで年収は以前の1/3になった。でも今のほうが全然生活が豊か

などなど。




自遊人、時々読んでいるんですが、益々里山十帖に行ってみたくなったのでした。
岩佐さんは、今後、この里山十帖のようなものを10年で10拠点作りたい、競合参入は市場活性化につながるので大歓迎、なんだとか。


2015年9月16日水曜日

【今日の気になる本】 マクドナルド 失敗の本質: 賞味期限切れのビジネスモデル



マクドナルドが賞味期限切れのビジネスモデルかどうか、は正直分析不足でよくわかりません。
ただ、都心ではドリンク100円、ハンバーガー100円の200円で粘るような低単価顧客(学生、低所得層)のたまり場になってしまい、本来のターゲットであった家族層が激減してしまったのは事実だと思います。

実際、自分の場合ですが
  • ランチを取ろうと思っても、セットにするとそれほど他飲食店に比べて安いというわけでもない
  • その割には効率重視で、背もたれのないおひとりさま席が多すぎて、全然落ち着かない
  • 夕方に寄ろうとすると、学生のたまり場となっていて、うるさくて落ち着かない
  • 家の最寄り(つまり住宅街)の店舗に寄ろうとすると、今度は浮浪者風(ごめんなさい...)、酔っ払い、声の大きいオバサマがた、英語教室に使っていると思しき2人組、ネットワークビジネスへの勧誘と思われる複数組ばかりで、これまた落ち着けない


ということで、完全に足が遠のくようになりました。そもそもお得感のあったコーヒーも、今じゃコンビニと同じ値段、同程度のクオリティ(味に関する主観です)で、全然差別化ポイントがなくなってしまったもんなあ。

なお、オフィス街の夜遅くのマック店舗は逆にすいていて、スタバなどより余程ゆっくり勉強するのに向いているという、住宅街との逆転現象が起きているように思います。なので、オフィス街のマックは最近閉店時間が早まっているようにも思います。


ちなみに、地方の路面店はまた状況が全く異なると思うので、要検証です。路面店はマイルドヤンキー家族の巣窟じゃないかと思うんですが...マイルドヤンキーも今はショッピングモールで一日過ごすから、路面店になんか行かないのかもなあ。


マックは本当に飲食サービス業としてのいろんな要素が複雑に絡まりあっていて、基本的な食やクレンリネスといったサービス平準化、材料調達、商品企画・価格戦略にはじまる基本的なマーケティング、デジタルマーケティング、原価管理、果ては直営orフランチャイズまで、あらゆる企業にとって参考になったり反面教師になったりする企業なんじゃないかと思います。

2015年9月15日火曜日

【今日の気になる本】 荒木飛呂彦の漫画術


イケハヤ尊師や電通報、はては日経トレンディまでもが取り上げるくらいですから、そのコンテンツ企画・制作メソッドは一度みておくべきかなと思ってチェック。

ぼくは1985年前後、中学1年~2年頃が一番マンガを読んでいて、クラスメートと購入する雑誌を分担して、授業中に回読していました。笑 なので、ほぼ全ての少年・青年マンガ雑誌を読んでいた記憶があります。一番好きだったのはモーニングでしたね。

  • 「課長島耕作」の弘兼憲史先生
  • 「アクター」「沈黙の艦隊」のきくちかいじ先生
  • 「クッキングパパ」のうえやまとち先生
  • 「おかしな二人」「ああ播磨灘」「ぶたいぬ」のさだやす圭先生
  • 「翔丸」の能條純一先生
  • 「代打屋トーゴー」のたかすぎげん先生
  • 「ツヨシしっかりしなさい」の永松潔先生
  • 「ナニワ金融道」の青木雄二先生
  • 「右曲がりのダンディー」の末松正博先生
  • 「レッド」の萩原玲二先生
  • 「ギャンブルレーサー」の田中誠先生

あたりが好きでした。ああ、Wikiでちょっと調べただけでも、懐かしくて涙でるわ。

で、中学2年を最後に、マンガとゲームはほぼ趣味枠から外れました。理由は、ハマりすぎて、他のことが何もできなくなるからでした。

2015年9月14日月曜日

【雑記】 ワーキングマザーと独女またはDINKSの朝の可処分時間について

http://www.flickr.com/photos/44373968@N00/2276068895



平日の朝7時。新橋駅前のスターバックス。
男性率は95%超。

男性と女性の行動パターンはやっぱり違うんだなぁ…!

という書き込みに対して、


  • この年代の女性は、保育園開くのが一番早くて7時だからこんな時間取れないかな〜世のお父さんはイイねー。
  • 朝からスタバで読書なんてうらやましい( ´ ▽ ` )ノ
    ワーキングマザーにはなかなか取れない時間だよ〜。
  • 他の方も言ってるけど、子供育ててる女性は朝は自分時間まったくないので、これ、ほんと羨ましい光景なんですよ。


と世のワーママから指摘が。



なるほどなあ。
場所柄、とか管理職以上はやっぱり男性が多いからこうなのかな~とか、それだけの問題じゃないんですね。自分の想像以上にワーキングマザーと独女またはDINKSの可処分時間が違うことを感じてしまいました。



そういえば、ある女性誌編集者も


  • 独女は、基本的にfor meで意思決定する
  • DINKSは、基本的にfor usで意思決定する
  • 子持ち女性は、基本的にfor familiy(というか子供優先)で意思決定する
  • 小さい子供がいる間は、アンチエイジングとか言ってられない
  • でも、子供が中学生まで上がると、子供が部活優先の生活になり、とたんに自分の時間がとれるようになる


と言ってたな。



ワーママに対する支援、制度に課題はあるけれど、この世代のことを調べると色々興味深いなと思うのでした。



photo by moriza

2015年9月10日木曜日

【今日の気になる本】 ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?



行動経済学系といえば、このダニエル・カーネマン、ダン・アリエリー。日本人であれば友野典男先生あたりじゃないかと思います。
そういえばまだファスト&スローって読んだことなかったわー、ということでリスト化。

合理的判断としての、価格や機能。ここ数年であれば、アイトラッキングを活用して科学的に分析しようという考え方もありますね。それとは反対方向の感情面の動きを追うのは、自分の中で結構大きなテーマです。
インサイトがどうとか色々言われますけど、キーワードとしては「返報性」「支援型貢献」といったところと購買の関係を掘ってみたいなと思っています。

しかし、上下巻あわせて900ページ近くあるのか。なかなかの苦行だな。


なお、これまでに読んでみた行動経済学本で、おすすめはこのあたりです。





2015年9月9日水曜日

【今日の気になる本】 角川インターネット講座 (5) ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代



先日、グロービスで佐藤尚之(さとなお)さんの講演を聴いたときも、そう思ったのですが、感度の高いネット民(と敢えてここではくくっておく)には、インフルエンサーや友人の推薦が一番効くんですよね。

ぼくの場合、Facebookの友達やフォローしている方がメインの情報源になりつつありますが、これも考えてみたら同じ思考・嗜好・共感軸を持つ小さなコミュニティに過ぎないなと。
大抵の場合は、このコミュニティは「趣味軸=ぼくの場合は音楽友達」「生い立ち軸=高校大学会社等の同窓軸」「仕事軸=仕事に役立つ情報を持ってる人の集まり」に大別されているんじゃないかと思うんです。

この小さな【ニッチ】コミュニティをどれだけ集めて、【ニッチマス】化できるか、この【ニッチ】コミュニティの中で、だれだけ深く濃い情報(データ)を集め、金に換えられるかというのが、コミュニティ運営側のカギになるんだろうなと思っています。
金に換える手段は、情報そのものをユーザのパーミッションとって外販する方法もあれば、商品開発に活かすような方法もあるでしょう。

ユーザ側からしてみたら、コミュニティに所属することが気持ちいいし、自分にとっていらない情報を遮断できる都合のいいスペースでもあります。
まあ、そういう場にだけ所属してると、その他の本来ダイジな情報を全てスルーしてしまい、深みのない人間になっちゃうよ、という課題もありますけどね...。


何にしても、コミュニティとその設計・運用は、自分の中で、大きなテーマなので挙げてみました。

2015年9月8日火曜日

【今月の読んだ本】 2015年8月分まとめ

読書録には、ささっと書ける読書メーターを使っています。
本当はもっときちんとレビューしたほうが読み手には親切ですし、自分の学びにもなるんでしょうけど、そこは自分用メモとして割り切って...。今月読んだ分です。


読んだ本の数:11冊

実践ダイバーシティマネジメント 何をめざし、何をすべきか実践ダイバーシティマネジメント 何をめざし、何をすべきか
フェアとケアというフレームワークに関連して、明確な階層・分業・合理的ゲゼルシャフトと人間同士の信頼性で結びつく共同体的ゲマインシャフトの話が出たのが興味深い。+αでキャリア開発、人事HRMのセットでダイバーシティ施策を考えるというのも、まあまあ腹落ち感あり。あと、行動と意識をマトリクスで意識無意識・行動の質の適切不適切で割って分析するフレームワークが良い。使えそう。無意識の悪習慣を自覚・意識的に変容させ、無意識化させていくのは、意識改革そのものであり、改革のメリットと経営層のコミットなしでは成立しない。
読了日:8月28日 著者:リクルートHCソリューショングループ



情報の文明学 (中公文庫)情報の文明学 (中公文庫)
読了日:8月25日 著者:梅棹忠夫
何10年たっても色あせない名著。情報がひとつの学問になったり、金に換わることをこれほどまでに意識させてくれた本はない。








インターネット的 (PHP新書)インターネット的 (PHP新書)
リンク・フラット・シェア。こんな昔からネット社会を予見しててすごすぎる。インターネット的には「畏れず早く試す」「時間の圧縮を可能にする」「どう書くかよりも、何を書くか」「話すように書く」 何よりも、新しいビジネスモデルがどうこうよりも、売る側にも買う側にも「イメージ」を生み出す力がなくなってること、「消費のクリエイティブ」「使うことの豊かさ」についての想像力をかきたてる商品サービスを生み出すべき。問題を発見するには「無意識で感じている不自由を探す」「考える、独特の工夫をつくる」意識を持つなどなど。
読了日:8月25日 著者:糸井重里





新装版 ほぼ日の就職論「はたらきたい。」 (ほぼ日ブックス)新装版 ほぼ日の就職論「はたらきたい。」 (ほぼ日ブックス)
「あなたは何を大切にしてきましたか?」そのことを問い続ける一冊。文書化してみよう。 自分にとって本当に大事になことってなんだろう。自分にとって本当に大切な人って誰だろう。このふたつを本気で思っているだけで、いい人生が送れるような気がする。
読了日:8月25日 著者:ほぼ日刊イトイ新聞,板尾創路,ピエール瀧,天久聖一,浜野謙太[SAKEROCK],金井壽宏,河野晴樹,しりあがり寿,みうらじゅん,矢沢永吉






「好き嫌い」と経営「好き嫌い」と経営
経営者によってホント考え方違うなあというのが第一印象。「ビジネス」としてのクールヘッドウオームハートのバランスをとる永守さんや柳井さんのようなタイプがあれば、すべて目標ベースで考えていく原田さんや星野さんのようなタイプ、ガツガツしないスーパーナチュラルな前澤さんや重松さんタイプ、どこまでもハッキリしていてただただレスペクトな出口さん、新浪さん、佐山さん、大前さんタイプなどなど。。。今自分ならどんな経営者についていきたいか、自分がどんなタイプにして率いてみたいか、そんなことを考えた一冊。
読了日:8月20日 著者:楠木建




日本のM&A 理論と事例研究日本のM&A 理論と事例研究
厚い本なので、とりあえずざっと読み。一番インパクトに残ったのは「M&Aは負けから始める投資」ということですね。①今が本当に買い時か?(タイミング)②妥当な価格か?PERでみて妥当?③その業界は近い将来の劇的な環境変化で不況化しないか?④契約書は万全か?不測の事態に備えているか⑤COOは任せるにしてもCEOをできるか?事業を理解して自分で経営できるか?⑥わかりやすく実現可能性の高い戦略になっているか?⑦相手方の文化を把握できているか・・・あたりでしょうか。
読了日:8月20日 著者:服部暢達




ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法
冨田さんが、この作品をいかに愛しているかがよく判ります。これ、ヘッドフォンで本編を聴きながら読んで行かないと、本当のこの本の深さが判らないですね。。。有名な話なのかもしれませんが、まさかこの時代にドラムをサンプリングでつないでいるとは知らなかったです。そして冨田さんも同じように、生演奏かと聴き間違うかのような流麗な打ち込みでドラムを構成するルーツがここにあるんだということを、初めて知ったのでした。しかし今考えると、キリンジと一緒にやっていたのが30代半ばだったんだなあ。恐ろしい。
読了日:8月13日 著者:冨田恵一




世界は終わらない (幻冬舎文庫)世界は終わらない (幻冬舎文庫)
32歳にして人生について考える土田くん〜、内容的にはアドラー心理学的ですね。すーちゃんの時のような職場のドロドロ感がないのは、やっぱり女性が考える男性を中心に描いているからなんですかね、、、
読了日:8月13日 著者:益田ミリ








ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になるビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる
ハリネズミの概念(情熱を持って取り組めるもの、自社が世界一になれるもの、経済的原動力になるもの)、弾み車効果、第5水準のリーダーシップから10X型リーダーへ(狂信的規律/20マイル行進、実証的創造力/銃撃に続いて大砲発射、建設的パラノイア/死線を避けるリーダーシップ)。まさにビジョナリーカンパニー3でも語られていた衰退の5段階を避けるための行動指針もここにある。また読み返したい。
読了日:8月10日 著者:ジム・コリンズ





ザ・アドテクノロジー データマーケティングの基礎からアトリビューションの概念までザ・アドテクノロジー データマーケティングの基礎からアトリビューションの概念まで
読了日:8月5日 著者:菅原健一,有園雄一,岡田吉弘,杉原剛
再読本。アドテクの基本を学ぶには良いです。









バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由
読了日:8月3日 著者:林伸次
林さんが、出来事ひとつひとつに色々分析して考える妄想力たるやハンパない。思考し続ける人はこういうふうになれるんだな、という良い例を見せてもらいました。ぼくもがんばろ。

2015年9月7日月曜日

【雑感】 社員証決済にすると自販機の売上が3割上がる

とある人に聞いた話です。

彼はICカード決済に関するサービス開発を色々手がけており、その中で、社員証決済(天引き)できる自販機を開発することを思いついたそうです。
まあ、その業界の人なら、なんとなく思いつきそうなネタです。社員証で入退室管理はもちろん、社食決済とか売店決済とか、大企業では結構普及してると思いますし。

ところが、彼の得意先や自販機ベンダーにその話を持ちかけると、たいてい「あり得ないあり得ない」と門前払いだったんだとか。
でもすでに電子決済対応の自販機があるのだから、可能性はあると思ったそうで。

そこで、「じゃあ自社で実験してみよう」と、社員証決済のシステムモジュールをつくり、自社の自販機に導入してみたところ、驚くことに、自販機ドリンクの売上が3割も上がったんだとか。
このデータを得意先に持ち込んだところ、飛ぶようにシステムが売れたという。

なんというか、事業開発的な思いとマーケティング的な思いがないまぜに襲ってきた感じでした。
Webサービスじゃあるまいし、そんな簡単にモックなんて作れないわけだけど、それでも見本を作って、自社でモルモットになってデータ集めてやるっていう、熱意ダイジだねーという事業開発的な思い。これだけの投資をきちんと回収するだけの事業計画があったんだろうし。

一方、マーケ的には、社員証に限らずキャッシュレス決済ってほんと便利な一方で、「支出感覚」が狂いそうで怖いな、使うならちゃんと毎月の利用明細が出るようなものにしないと、ほんとにどんどん使ってしまいそうで怖いな、という思いも。
そんなぼくは、会社には麦茶持参の水筒男子ですッ(キリッ)

2015年9月6日日曜日

【雑記】 ローマ字とアルファベットとYahoo!知恵袋と

今更ながら、梅棹忠夫先生の「知的生産の技術」を読んでいるんです。
いろんなところに時代を感じつつ、この人の思考は深いなあとただただ驚愕するばかり。

なんだけど、、、文中にタイプライターを使って手紙を書いているという件があり、さらに、先生は手紙をローマ字で書いて送っていたというではないか。
今でも海外から日本にFacebookやTwitterで書き込みする人でローマ字で書いてくる人がいるけど、そんな気分なのかなあ、でも読みにくいよなあと思っていたんだけど、ふと思ったのです。

「ローマ字」ってなんだ?

日本語なのに、ローマ字とかローマ字入力ってなんだよ!
あんな読みにくくてカッコ悪いのに、ローマ帝国に失礼じゃね?と急に思って、ちょっと調べてみた無学なぼく。

検索してみると、Wikiに続いて、すぐYahoo!知恵袋様が回答してくれる。
英語や日本語というのは、言葉(言語)の名前です。
ローマ字や漢字やギリシャ文字というのは、文字の名前です。
ローマ字というのはABCDという文字の名前です。同じローマ字で書かれても、いろんな言語があります。
英語のdogも、日本語のinuも、中国語のgouも、フランス語のchienも、ドイツ語のHundも、すべてローマ字という名の文字で書いたものです。
ローマ字は、ローマ帝国のラテン語の文字であり、またローマ・カトリック教会の文字だから、「ローマ字」(英語ではRoman letters)という名づけられました。
英語とローマ字の違いって何???


すげーな。ローマ帝国に失礼なんじゃなくて、ローマ・カトリック教会の文字なのか。カタカナ・ひらがな・漢字とかと同列ってことね。失礼なのはぼくじゃないか。苦笑

あれ、ところで、ABCDって文字はアルファベットじゃなかったの?ローマ字とアルファベットと同じもの?とか、また国語や人文学に弱い(これでも文系学部卒)ぼくはふたたび検索してみる→またしてもすぐYahoo!知恵袋様が回答してくれる。

「アルファベット」というのは、ギリシャ文字の最初の「アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ」の初めの「アルファベータ」だけをいったもので、日本語の「いろは」とか「ABC」というのと同じです。ABCのような順で並ぶ表音文字一覧を「アルファベット」といいます。
だから、ローマ字アルファベットだけでなく、キリル文字(ロシア文字)のアルファベットも、アラビア文字にも、ギリシャ文字にも、ヘブライ文字にも、モンゴル文字にも、シリア文字にもアルファベットがあり、これらアラム文字に起源をもつ文字の「いろは」はすべて「アルファベット」と呼ばれます。
質問①です。 ひとつのことばを「ローマ字で書く」と「アルファベットで書く」として


またしてもすごいな。そうか。ORE=俺=ローマ字で書いているってことなんだな。サッカーの応援でよく使うオーレは「OLE」だから全然違うんだな。と勝手に納得。


しかし、なんでも教えてくれるYahoo!知恵袋、本当に恐るべし。後発でも、既存のプラットフォームに膨大な人を集めてると、ここまでひっくり返せるんだなあ。
OK Waveさまはどこに行ってしまわれたの~。

2015年9月5日土曜日

【今日の買ったもの】 ほぼ日の手帳に乗り換えてみる



この5年ほど、ずっとMoleskineのWeeklyを使ってきたけど、来年からほぼ日手帳に乗り換えることにしました。

僕は手帳については、長らく

  • 見開き左はWeeklyで予定を書き込めるもの
  • 見開き右はメモが書けるもの
  • メモの左半分はタスクリスト
  • メモの右半分は中長期視野で取り組もうというもののメモ

として使っていて、仕事のメモは別途A5の手帳を使っていました。
A5にしたのは、マインドマップ的な発想メモをよく使うので、見開きでA4くらいが欲しかったのが理由で、Moleskineを使っていたのは、会社のスケジューラがGoogle連携でなく、会社オリジナルのアプリになっており、連動できないからでした。


Moleskineは

  • カバーが固いので、立った状態でもメモがとりやすい
  • カバーが黒なのがクールでよい
  • 結構あちこちの余白にメモが書き込める

というメリットがある一方で、

  • 年の後半になると、黒カバーが剥げてくる
  • 祝日がよくわからない

のがすごいいやでした。


実はその前には、粋がってエルメスのWeekly手帳使ってみたり、その前はクオバディスを使っていたのですが、今回友人の勧めでほぼ日にしちゃったのです。

乗り換えることにした理由は、

  • まさかWeeklyタイプが出ていることを知らず(!)これでいいじゃんという思い
  • 吉田製の革カバー がメチャクチャカッコよかった
  • ほぼ日のコトバとかいらない~と思っていたんだけど、読んでみると意外と染みわたる(苦笑)
  • 祝日もちゃんと判る、その他役に立ちそうな立ちそうでないようなツールがついてる

ということで、乗り換えたのですが、そこはさすがのほぼ日。
入っているパッケージも美しい。
ひとつひとつのハコにも、商品を大事に育てている感じが伝わってくるんですよ。何だこれ。
今までにない感情です。なんというか、いちいち美しいんですよ。
百貨店や大手ブランドのパッケージとはまた違う、「手触り感」がある。

僕自身はminaのカバーとか、イイダ傘店のカバーとか、かわいすぎて使えないけど、これをラインナップに持ってくるあたりが、本当にいちいちツボ。アンダーグラウンドとオーバーグラウンドの狭間をうまく行ったり来たりしている美的感覚を感じるんです。

パッケージそのものは、ちょっと過剰包装という感じもあるけどね...でも、ああ、これが高くても毎年買い続ける人がいっぱいいるってことなんだなあ、ファンとのつながりってこういうことなんだなあ、と考えさせられました。

2015年9月4日金曜日

【今日の気になる本】 マインド・チェンジ テクノロジーが脳を変質させる



ゲーム、SNSなどがどのように脳に影響を与えるか。
どのようなメカニズムで、人はSNSの上で特定の行動をとるのかなどなど。とのこと。
多読家である、グロービスの田久保さんおすすめの本。

2015年9月3日木曜日

【今日の気になる本】 ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用

 

ここ数カ月ずっと気になっているのが、「信頼」「支援」で結ばれる社会・事業だったりします。
契約で縛られる社会って、本当に自己実現的なモチベーション上がるのかなあ、今の仕事ではフロー状態になることももちろんあるけれど、そうではない時期のほうが多いなあとぼんやりと思っています。

なんでそんな時期が多いのかといえば、自身で手掛ける事業について、おじいちゃん(な役員の方々)に説明して納得してもらうための調整と資料作成に時間がかかりすぎという点が大きいです。もちろん、こういう時間をとることで、自分の頭も整理されます。10枚程度10分程度で理解していただく必要があるので、普段の事業計画からばっさりと要約する必要もあるわけです。

でも、それって本当にダイジか?

どんどん進めていけるほうがダイジなんじゃないの?
大企業ではえてして、アジャイルな開発もできません。他のプロダクト・サービスの影響も受けるのが原因です。MBOも機能しているといえばしていますし、していないといえばしていません。目標はきちんと設定し、上司ともコミットしますが、コミットする段階で社内の連携部門との都合がもとで、玉虫色な内容にすりかえるように決まってしまったりします。そして、評価についても判るような判らないような感じでなんとなく進んでいきます。それでも旧来のビジネスがまだギリギリキャッシュを生んでいるから、なんとかなっている、というところが多いんじゃないでしょうか。

ある意味、社員はそれぞれその業務のプロとしてコミットする、なので個人活動も容認する。企業側もそのつもりで雇用する、みたいなのがソーシャル時代の働き方なんだろうなあというのが、今のぼんやりとした考え。

とりあえず、書店で買ってみます。